奄美大島の小さなファームイン。

パイナップルバレーインは高温多湿な奄美の気候の中でも、いかにエアコンなしで、快適に過ごせるかを念頭に置いて設計されています。
もちろん客室にエアコンは完備しています。

 

在来木造工法で建てられていますが、壁は真壁造りと言って、柱が見える構造になっています。柱と柱の間に壁がある構造です。柱等の構造材がむき出しになってることで、木の持つ調湿作用が十分に発揮できる作りになっています。家の中で木の香りを感じることにお気づきになるでしょう。

 

壁材には全て珪藻土を使用しています。奄美では壁紙を貼るとすぐカビが生えてベタベタします。珪藻土の調湿、脱臭作用は強力なので、家の中はサラサラした空気に包まれている感じです。珪藻土こそ奄美にぴったりの壁材だと思います。

床板は30ミリ厚の杉材です。杉は柔らかいので傷がつきやすいですが、素足で歩くと温かみを感じられ、この感触が好きというゲストさんも多くいらっしゃいます。

 

客室は畳と杉板の両方を使用していますが、定期的にメンテナンスをしている畳の上で昼寝をするのもとっても気持ちがいいですよ。

お風呂の壁は檜の板張りです。木の香りを感じながら、開口部の広い窓で空も眺められるので、露天風呂気分を味わえます。結構人気のお風呂で、昼間に入りたいというゲストさんの声もよく聞かれます。

 

開口部の広い窓を多用して、南北に風が通りやすくなっていますので、自然の風を感じながら寛いでいただけます。
それでも風が止まって高温多湿で不快な日や台風で窓が開けられない日があります。そんな時はエアコンを効かせた部屋でおくつろぎくださいね（笑）